·ジャケット印刷無し
【製作国】: 日本
【監督】: 早川千絵
【出演/声の出演】: 倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹、河合優実、ステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美
【言語 】: 日本語音声
【字幕 】:
【ディスク枚数】: 1枚組
日本公開日: 2022/06/17
【内容紹介】
それは、75歳から自らの生死を選択できる制度
――果たして、是か、非か
第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品、カメラドール特別表彰!
75歳以上が自らの生死を選択できる制度<プラン75>。「生きる」という究極のテーマを全世代に問いかける衝撃作!
少子高齢化社会が一層進んだ近い将来の日本で、満75歳から生死の選択権を与える社会制度<プラン75>が施行された。この架空の制度を媒介に、「生きる」という究極のテーマを全世代に問いかける衝撃作が誕生した!
監督・脚本は、是枝裕和監督が総合監修を務め、2018年に公開されたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』で本作の出発点である短編『PLAN75』を撮った早川千絵。その短編からキャストを一新し、物語を再構築した本作が長編初監督作ながら、2022年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品、カメラドール特別表彰という快挙を成し遂げた。
夫と死別し、長年一人で暮らしてきた主人公・角谷ミチを演じるのは、名優・倍賞千恵子。セリフで多くを語るのではなく、目や手の動きだけで哀しみや恐れなどの感情を繊細に表現した。
若い世代のヒロムと瑶子を『ヤクザと家族 The Family』(21)の磯村勇斗、『由宇子の天秤』(21)の河合優実が演じ、たかお鷹やステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美らが顔を揃える。
年齢による命の線引きというセンセーショナルなテーマを打ち出しつつ、細やかな演出で、この世界を懸命に生きる人々を丁寧に描いた本作。ここに映し出される状況は絵空事と言い切れない。他者への不寛容さや痛みに対する想像力を欠いた世の中への危機感とともに、命の尊さを静かに、そして強く訴える
【ストーリー】
少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン75>が国会で可決・施行された。様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)、フィリピンから単身来日し<プラン75>の関連施設で働いているマリア(ステファニー・アリアン)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく……。
【スタッフ】
脚本・監督:早川千絵
脚本協力:Jason Gray
撮影:浦田秀穂
照明:常谷良男
録音:臼井勝
美術:塩川節子